病気や事故で死亡する確率はどれだけあるのか？



生命保険や医療保険は万が一の場合に入るものです。

万が一のときに備えておくということはとっても大切なことです。年寄りだけでなく、若い人だって、いつ死んでもおかしくありません。誰でもがんになる可能性がありますし、交通事故などに巻き込まれて死亡する可能性もあります。

ただ、問題なのは、その確率がどれくらいあるのか？ということです。

保険会社の営業担当者は、病気や事故で死亡する確率については、ほとんど触れません。

こういうだけです。

「あなたが絶対に病気にならないという保証はありません。絶対に事故に巻き込まれないという保証もないのです。」

間違ったことは言っていません。そう言われれば、誰しも、そのとおりだなと頷くはずです。

しかし、問題は、その確率がどれくらいあるのか？ということです。



冷静に考えて見ましょう。

例えば、天気予報で、今日の降水確率は１０％です。と言っていたとしましょう。

そんな時、あなたは、長い傘を持って出かけるでしょうか？

ほとんどの方は、降水確率が１０％ならば、長い傘など持っていかないはずです。雨が降る可能性は極めて低いから長い傘はいらないと判断するはずです。

でも、「絶対に雨が降らないとも限らない。」と考えて、長い傘を持参する人もいるでしょう。そんな人はちょっと心配性すぎます。天気がよく晴れているのに長い傘を持っているのは怪しいくらいですよね。

どうしても、持っていないと安心できないならば、折りたたみの傘をバックの中に入れておけば十分ですよね。それも、無理して詰め込もうとするのではなく、スペースが開いていれば入れておく。というので十分なはずです。



健康な人が病気や事故で死亡する確率というのは、降水確率で言えば、１０％もない話なのです。

そんなことのために、高額な生命保険に入るのはちょっと異常すぎるものです。心配性過ぎるどころの話ではないのです。

もちろん、生命保険は必要ないと言うわけではありません。

長い人生いつ何が起こるかわからないのは事実です。万が一の場合に備えて、最低限の用意はあったほうが安心して人生を過ごせるものです。

ただ、現在の生活を圧迫するほど高額な生命保険や医療保険に入る必要はないということです。無理なく保険料を支払える額の生命保険、医療保険に入っておけば十分なのです。

降水確率の話であれば、長い傘など持つ必要はなく、折りたたみの傘を持っていれば十分。それもスペースに余裕があれば。ということです。



by資格試験の独学堂




（関連サイト）

・賢者の選択　生命保険、医療保険
・中立のＦＰ（ファイナンシャルプランナー）による生命保険、医療保険選び方講座
・生命保険、医療保険の賢い選び方（独学堂）



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