医師のお墨付きを得た健康な人が突然死する確率はどれだけあるのか？



一般的な商品を買うときは、店員がお客様を吟味して売るかどうかを考えることはないと思います。

例えば、弁当を買いにきたお客様が、お年寄りだろうが、バリバリの現役の社会人だろうが、子供であろうが、ちゃんと代金さえ支払えるのなら、買ってくれる人には売るはずです。

一方、保険商品の場合はどうかというと、保険会社がお客様を選んでいます。それもかなり厳密に、お客様を選んでいるものです。

健康な人であるかどうか。保険料を支払う能力がある人であるかどうか。など、厳格にチェックしています。ちょっとでも、持病などがあれば、それだけで、お断りされてしまうのが一般的です。それも、健康には全く影響のないような、ちょっとした障害であったとしてもです。



保険会社にとって、いいお客様というのは、保険料をしっかり支払ってくれて、保険金の保障が切れるまで、健康でいて、結局、保険金を支払わなくて済む人です。不健康で、早いうちに亡くなる確率が高い人を集めていては、成り立たないので当然のことです。そんな人は、絶対に入れないように、医師の診査を受けさせて、お客様を厳格にチェックしているのです。

医師の診査を必要とする生命保険、医療保険に入れるということは、普通の人と比べても健康な状態であるということです。そんな人が、高額な保険金を手にするような事態になる確率はきわめて低いのです。

それにもかかわらず、ある日、突然死する場合を想定して、高額な生命保険に加入することを勧められるのですから、ある意味滑稽とも言えます。

健康ならば生命保険が必要ないということはありませんが、本当に必要な生命保険なのかどうか。過剰な額の生命保険でないかどうか。を冷静に判断することが大切です。

by資格試験の独学堂




（関連サイト）

・賢者の選択　生命保険、医療保険
・中立のＦＰ（ファイナンシャルプランナー）による生命保険、医療保険選び方講座
・生命保険、医療保険の賢い選び方（独学堂）



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